こんにちは、山田です。
梅雨に入り、紫陽花が綺麗に色づき始めましたね。
この季節になるとカステラの主原料の一つ、小麦粉も収穫期を迎えます。
三源庵が使用している小麦粉は、三重県で生産されている『あやひかり』という品種で、
特徴としては保水性が高く、しっとりとした食感を保ちながら、外国産の薄力粉にも負けない色相の美しさ、
キメの細かさが魅力の小麦粉です。
カステラがもっちりしっとりしているねってよく言われますが、この小麦粉の持っている特徴がよく出ていて
三源庵らしさの一つとなっています。
先日、御世話になっている小麦粉の収穫をしてくださっている農家の岩崎さんの所へ、JA三重中央さんのご紹介で伺ってきました。
(JA三重中央の河村さんはじめ、皆様ありがとうございました)
今まさに収穫の真っ最中で今回の見学に合わせて一部収穫せずに待っていてくださったとのこと。
お心遣い感謝いたします。
あやひかりは他の小麦粉に比べ早生で梅雨に入る直前ぐらいには収穫ができる品種とのこと。
小麦粉は湿気や水分を嫌うので、梅雨に入ると収穫がしにくくなるので
このあやひかりは生産性という部分でも非常に優れた品種なんだそう。
立派な穂にたくさんの小麦が実っています
岩崎さんに今年も収穫楽しみにしていますとお伝えしてきました。
黒豆やお米も作られていて、農家のプロフェッショナル!
その後、JA三重中央の職員の方々にご案内頂いて、小麦粉が集められ、製粉されるまでの
工程を一通り見学させていただきました。
非常に厳密な工程を経て私たちの手元へ小麦粉としてやってきているということを
改めて実感しました。
私たちにはお客様とのお約束があります。
それは安心で美味しい菓子をお作りし、お届けすること。
そのためには普段使っている原料もどのように、どんな人が、どんな思いで作られているのかを
お客様に代わって、この目で確かめ、話をお聞きすること。
その一環として、引き続き原料やお取組先の皆様を知るということは当たり前だけどとても重要なことだと
感じた1日でした。