こんにちは、山田です。
今日で8月が終わりますね。
朝晩だけは少し秋らしい感じもしてきました。
カステラ羊羹の恋しずくなどの水物商品で忙しくしていましたが、
いよいよ行楽シーズンが近づいてきてカステラ製造だけでずいぶんと忙しくなりますから
職人さんたちは道具の整備や釜の手入れに余念がありません。
私自身は元々京都で庭師をしておりましたので、道具の手入れには人一倍気を使っていたものですから、
こういう光景は嬉しくなるもんです。
やはりお客様により良い状態のお菓子を安心して美味しく召し上がっていただきたいですから、
いつでも万全な状態で臨みたいものです。
さて、お題にありました『甜菜(てんさい)糖のカステラ』
甜菜糖というのは主に北海道などで収穫される砂糖大根から作られる砂糖の一種です。
先日お客様からのお問い合わせで
「甜菜糖のカステラがないんでしょうか?」
ということを聞かれました。
三源庵のカステラで使用しております砂糖は主に
上白糖、グラニュー糖、鬼ザラメ糖、ザラメ糖、粗糖、黒糖、和三盆糖など商品により
色々と使い分けをしておりますので多種に渡りますが、
甜菜糖だけを使用したカステラというのは過去に何度か作ったぐらいで定番品でお出しすることはありませんでした。
実は以前も何度か問い合わせをいただくことがありまして、
私たちとしてもお客様のニーズとしては潜在的なものがあるのではと思い、原料の選定、試作や味の調整などを行っておりました。
そもそも上白糖と甜菜糖では基になる材料がさとうきびと甜菜とまったく別のものですから、
体に働きかける効能なども違ってきます。
さとうきび=からだを冷やす、コクがある甘み
甜菜=からだを温める、さっぱりとした甘み
他にも甜菜は整腸作用があるなど細かな違いはあります。
お客様には現状の販売はありませんが、近い将来商品化の予定がありますので
改めてご連絡させていただく旨をお伝えしました。
三源庵のプレーンカステラは時代に合わせてその味を日々洗練させてきた自慢の商品です。
簡単に素材を変えるだけのものにするわけにはいきません。
ただお客様の満足をより向上させるために、また商品をより良くするために甜菜糖を使用した
美味しいカステラを作っていきますので、完成の発表をお待ちくださいませ。